生活に困っているけど生活保護は受けたくない

私は市役所の福祉課でケースワーカーをした経験があります。その中で、生活保護の不正受給について思うことがあったので、書きたいと思います。また生活保護を受ける前に何か手立てはないかを考えてほしいと思います。

 生活保護を受けるためには、収入申告書や資産申告書や就労申告書を提出してもらう必要がありました。本人の申告を元に調査をします。

申請時または受給時に正直に申告をしてほしいと思います。それは、不正に生活保護を受給すると、後々の保護費を受給したときに、返還をしていただくことになるからです。保護費は最低生活費を頂けるのに、返還をしないといけなくなり、生活費が減ってしまうことになりかねません。

 生活保護を受ける前に、生命保険に入っている人は、解約返戻金などもらえないか検討するといいかと思います。積み立てなどをしていた人もその積み立てが溜まっていたので、当分の間の生活の見通しがたつことがあります。

消費者金融で借金を抱えている人は、無料弁護士相談所に相談にいってみるといいかと思います。

 今はコロナ禍で住宅ローンの支払いができない人も増えていると聞きます。住宅ローンなどを抱えている人で、返済が滞っている人は、銀行に相談に行かれ、なにか手立てはないか相談するといいかと思います。お住いの自治体の社会福祉協議会では、コロナ禍による収入の減少の方などを対象に貸し付けを行っています。また、住宅をお持ちの方で、家を担保にお金をかりるリバースモーゲージなどもあります。生活保護を受ける前に少しでも役に立てたらと思います。

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